国民健康保険に加入している方が亡くなり、葬式・葬儀を行ってから2年間の間に、市役所や区役所等に葬祭費支給の申請をすると、役所からお金が支給されます。
支給される金額は役所によって異なります。支給される金額が多い役所では70,000円支給してくれる市区町村役場もあります。
大抵は50,000円の支給が相場となっています。
葬祭費支給申請の申請をする人は誰?
葬祭費支給申請の申請者は喪主になります。喪主で無い場合は委任状があれば喪主以外の方も申請が出来ます。
例えば、亡くなった方が夫婦の夫で、その喪主となった妻が高齢で申請の仕方などが全く分からない場合、親族である子供が、喪主であるお母様から委任状を書いてもらい、申請を代理で行う事が出来ます。また委任状を書けば親族でない者に依頼する事も可能です。
委任状の雛形は役所のホームページにアクセスし、検索窓口で「葬祭費申請 委任状」と検索をすればPDFで保存してあるので、そのURLをクリックし、ダウンロードして使用する事が可能となっています。
葬祭費支給申請にあたり準備する物
申請の手続きをするにあたって準備する物は以下の物になります。
1. 印鑑(認印可、シャチハタなどのスタンプ印は不可)
2. 喪主の振込み口座のわかるもの
3. 死亡者の被保険者証
4. 会葬礼状、または葬祭を行ったときの領収書(喪主のフルネームが記載されたもの)
5. 喪主のマイナンバーの分かるもの(マイナンバーカード、通知カードなど)
6.申請される方の身分証明書(マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど)
7.委任状(申請者が喪主以外の場合)
以上の物を準備されておくと手続きがスムーズに進みます。
亡くなったが方が65歳以上の高齢者で、介護保険証をお持ちの場合は、申請手続き用紙を提出する際に、国民健康保険証(水色のカード)、介護保険証(ピンク色のカードもしくは、その他の色のカード)を一緒に返却をしてください。
この国民健康保険証と介護保険証の返却は郵送でも行っていますので、葬祭費支給申請を郵送で送る際には、封筒にこのカードを一緒に同封の上、返却すれば良いので、いちいち窓口に返却する必要はありません。
注意点は葬儀の領収書の宛名が喪主である場合、振込口座の指定も葬儀の領収書の宛名人でないと申請が若干煩雑になります。
葬儀の領収書が妻で、申請者が息子で、振込指定口座が息子さんの銀行口座のような場合は、役所の担当者によく聞いて手続きを行ってください。
葬祭費支給申請の期限について
ほとんどの市役所のホームページには、注意事項として
「葬儀を行ってから2年を経過したものについては申請が出来なくなりますのご注意ください。」という文言の記載があります。
申請には「2年間」という期限がありますのでご注意ください。
茨城県竜ケ崎市の葬祭費支給額等について
龍ヶ崎市の葬祭費支給額は「5万円」です。
他の市役所より多い額ではありませんね。ですが、葬祭費の支給を行わないと2年間で申請が出来なくなってしまいます。国民健康保険に加入している者は誰でも申請が可能となっていますので、申請して支給額を貰わないと損してしまいます。
龍ヶ崎市市役所の情報
竜ケ崎市のホームページのリンクはこちらから
所在地:〒301-8611 茨城県龍ケ崎市3710番地
電話:0297-64-1111
葬祭費支給申請についてのまとめ感想
以前私の父の姉が亡くなった時、父の姉に身寄りが無かったため、父が亡くなった後の事務を全て行いました。その際、父も初めての事だったので、亡くなった後の事務を全て行うにあたり、調べながら手探りで手続きを行っておりました。
当然、葬祭費支給申請手続きの事など知らなかったので、葬祭費の支給をしないまま2年が過ぎてしまいました。私は、行政書士で相続手続きのお手伝いを行っておりますが、この葬祭費支給申請という制度がある事を知っている一般家庭の人はほとんどいません。
この事をお伝えして、申請手続きを行うと喜ばれます。
役所の気の利く良い方は、手続きをする際にこの葬祭費支給申請の事をちゃんと説明して教えてくれる所員の方もいらっしゃいますが、結構教えてくれない方もいます。
たしかに役所のホームページを閲覧しちゃんと調べれば当然記載されていますが、情報過多で全部読むことはなかなか出来ないのではないでしょうか。また亡くなった後は葬儀やその他の事で頭がいっぱいになり、そのような事にまで手が回らないのはもちろんの事、そのような時間が取れないと思います。
葬祭費支給申請に関してもそうですが、それ以外にも一般家庭の方は、まだまだ知らないことが多く、意外と損をしてしまっている方が多くいます。
そのような時は、私のような第三者に依頼する事で煩雑な事務手続きが無くなり、楽になるかと思います。また色々な情報を提供できますので、手続き以上に価値があるかとも思います。
困った時はお手伝いいたしますのでよろしくお願いいたします。